スイス アルプスの少女ハイジの舞台を訪ねて ハイジアルプ

「赤の道」と「青の道」の分岐点には、石造りの「ヤギの水飲み場」が置かれています。

このヤギの水飲み場からさらに、標高の高い所に歩いて行くと、草原が広がっていて、
さらにその先にはハイジの山小屋があります。

この山小屋が「ハイジの夏の家」です。
「オクセンベルク」とも言うようで、標高は1111mだそうです。

山小屋からは谷や村が見えます。

夏の間は実際に住んでいる人がいるので、食事なども出来るそうです。

ヤギの水飲み場からハイジの山小屋まで行き、そこからさらにイエニンス村まで下りて、
戻って来るコースが「青の道」と言うようです。

イエニンス村には女学校時代の友人が住んでいて、原作者のヨハンナ・シュピーリが度々訪れては滞在していたようです。ヨハンナの当時の日課は、

暑い日中は木陰で読書をして、夕方から涼しくなると散歩に出掛けるといった日課で、
ヨハンナが散歩をしたイエニンス村からウンターロッフェル村に続く黄金色の美しい、
ぶどう畑の小道は「ヨハンナ・シュピーリの散歩道」と言われています。

ヨハンナはこの道を散歩しながらハイジの物語の構想を練ったと言われています。

アニメの「デリフリ村」は、ドイツ語の縮小語尾で「小さな村」という意味で、
実際には地名ではないようです。

スイス アルプスの少女ハイジの舞台を訪ねて ハイジの泉

ハイジハウスからまた、ハイジホフに入る前の元の道に戻って、さらに歩いて行くと、
ハイジの泉があります。

ハイジの泉まで行く道も分かりにくいと思います。
舗装された道路を車が頻繁に走っていますし、歩行者が歩くには少し危ないような気がします。

個人的にはハイジの泉まで、かなり長い距離を歩いたような気がします。

ハイジの泉は原作者のヨハンナ・シュピーリが誕生してから50年目に建てられた泉だと聞いています。地元の子供達の募金で建てられたそうです。

マイエンフェルトを訪れる人は、必ずハイジの泉に来ると言われています。

ハイジの泉の水は、冷たくてとても気持ち良かったです。

マイエンフェルト駅から市庁舎広場、ハイジホフ、ハイジの家、ハイジの泉のハイキングコースが、
「赤の道」と言われています。





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スイス アルプスの少女ハイジの舞台を訪ねて ハイジの家

ハイジホフから見て下の方に、もう1本小さくて細い道があります。

その道を歩いて行くと、ハイジの家があります。
ハイジハウスとも言われていて、ハイジが冬の間暮らした家だと言われています。

道の途中には大きな看板があり、「ようこそ、ハイジハウスへ」とあります。

中に入ると博物館になっていて、納屋や台所、干し草のベッドがある寝室などがあります。
ハイジやペーター、アルムおじいさんの人形などもあります。

世界各国で翻訳されたハイジの絵本や原作が置いてあります。

ハイジハウスへ入るには、隣りのドルフラーダというチケット売り場で、チケットを買います。
ドルフラーダの中にはたくさんのお土産があり、ハイジのぬいぐるみや絵本なども売っています。

ドルフラーダの2階は、「ヨハンナ・シュピーリ・ミュージアム」になっているそうですが、移設されたと聞きました。

ドルフラーダの庭には大きな木があり、ベンチになっています。
大きな噴水もあります。
ドルフラーダの庭から見えるマイエンフェルトの眺めが素晴らしいです。

スイス アルプスの少女ハイジの舞台を訪ねて ハイジホフ

市庁舎広場から案内板や標識に従ってさらに歩いて行くと、ぶどう畑の道が見えて来ます。

ぶどう畑の道をひたすら歩いて行くと、白い建物が見えて来ます。
ハイジホフです。
レストランを兼ねたホテルです。

ただハイジホフまでの道は、分かりにくいような気がします。
道も遠く、Y字路も幾つかあり、初めての方は迷うだろうなと思います。

私の場合、ぶどう畑のある道をひたすら目印にして歩きました。

ハイジホフは看板が出ていて、駐車場もあります。
テラス席もあり、テラス席から眺めるマイエンフェルトの街が素晴らしいです。

レストランには原作者のヨハンナ・シュピーリの写真なども飾ってあります。
原作者のヨハンナはここでハイジを書いたと言われています。

スイス アルプスの少女ハイジの舞台を訪ねて マイエンフェルト駅 市庁舎広場

マイエンフェルトにはハイキングコースが整備されていて、「赤の道」「青の道」に分かれています。
「赤の道」は2~3時間ほどのコースで、スニーカーでも大丈夫だと思いますが、「青の道」になると、5~6時間は掛かると思います。登山靴、山歩き用の靴をお勧め致します。

旅行ガイドブックには「赤の道は2時間」とか「青の道は4時間」とか書いてありますが、
私が実際に歩いてみた感想ですが、実際はもっと掛かると思います。
特に行きは登るので、自分の足で歩いて行く場合には、結構大変だと思います。

マイエンフェルト駅に着くと、駅にはハイジの案内板が出ています。
駅は昔は大きかった筈ですが、今は小さくてこじんまりとした可愛らしいシンプルな造りになっています。駅前にはキヨスクがあります。

駅を背にして歩いて行くと、ハイジショップがあります。
このハイジショップの大通りがメインストリートです。

ハイジショップを過ぎてどこまでもあるいて行くと、やがて市庁舎広場が見えて来ます。
明るいオレンジ色の市庁舎で、壁には絵が描かれています。
市庁舎広場には噴水があり、この噴水がハイジがアニメの第1話で、一息入れた噴水のようです。

スイス アルプスの少女ハイジの舞台を訪ねて マイエンフェルト(1)

アルプスの少女ハイジがお好きな方は、マイエンフェルトを散策して見るのも良いかもしれません。

アルプスの少女ハイジの舞台となった村で、「マイエンフェルト」と言い、グラウビュンデン州にある小さな村です。

アルプスの少女ハイジのゆかりの地でもあり、原作者のヨハンナ・シュピーリが滞在した村としても有名です。

チューリッヒから特急でサルガンツ駅に行き、サルガンツ駅からローカル線でバート・ラガーツ、マイエンフェルトと2つ目の駅です。

マイエンフェルトを訪れるのであれば、6~10月が良いと思います。
6~8月は高山植物が美しく、ハイキングにはピッタリです。
また9~10月は少し秋めいてきますが、ぶどう畑が美しいです。

特にこれと言って見る所はないのですが、ハイジの舞台という事で観光に来る人が多いようです。
今は昔と違って、そんなに観光客が押し寄せるという事はないそうですが、それでも夏から秋に掛けては、観光客で賑わうようです。

またマイエンフェルトはスイスでも最も標高の低い所で、牧場もないようです。
ですがワイン作りが盛んで、ぶどうの産地としては有名で、至る所にぶどう畑があります。
スイスはワインの消費量が国内だけでは足りず、近隣諸国から輸入しています。
さらに一定の品質を保つために海外に輸出されません。

マイエンフェルトもワインの産地として有名で、ワインが好きな方は、スイスでしか飲めないワインを「ハイジの故郷」で味わってみてはいかがでしょう?

スイス 展望台をめぐる旅 ティトリス展望台 ルツェルン

ルツェルンと言えば中世の面影を残した湖畔の美しい町です。

そのルツェルンからティトリス展望台へ行く事ができます。

ルツェルン中央駅から列車に乗って約50分でエンゲンベルク駅、エンゲンベルク駅からゴンドラ乗り場まで歩いて行き、ゴンドラに乗って約20分でトリュプゼー駅、トリュプゼー駅からさらにロープウェイで約10分でシュタント駅、シュタント駅からまたロープウェイに乗って約5分ほどでティトリス展望台です。

実はシュタント駅から出ているロープウェイが、乗っている時間は5分と短いのですが、
世界で初めての空中で回転するロープウェイで、「ロッテ-ル」と言われています。

360度ゆっくりと回転しながら展望台まで上がって行き、観光客に大変な人気です。

ティトリス展望台には、レストラン、氷河の洞窟などがあります。

ゴンドラ、ロープウェイからの眺めも凄いですが、展望台からの眺めが素晴らしいです。

展望台の山頂では、スキーやスノーボード、遊覧リフトなど、様々な遊びが楽しめます。

スイス 展望台をめぐる旅 エギーユ・デュ・ミディ展望台 シャモニ モンブラン

ジュネーヴから長距離バスでシャモニ駅まで約1時間30分、シャモニ駅に着いたら歩いてロープウェイ乗り場に向かいます。

ロープウェイで約20分、エギーユ・デュ・ミディ展望台に到着です。
(ロープウェイは途中プラン・ド・レギーユで乗り換えがあります)

そこからさらに、エレベーターで展望台の頂上に向かいます。

頂上のテラスから眺める景色は絶景です。
モンブラン、グランド・ジョラス、マッターホルン、モンテローザなどの4000m級の山々が素晴らしいです。

モンブランには、「白い山」という意味がります。

展望台には氷のトンネルやカフェ、ショップなどがあります。

シャモニはフランスです。
ですから、観光の際はパスポート、通貨はスイスフランは使えないのでユーロを持って行きましょう。

スイス 展望台をめぐる旅 ミッテルアラリン展望台 サ-ス・フェー

ツェルマットから少し離れた所にあるサース・フェーという村にある展望台です。
この村は比較的観光客が少ないのだろうと思います。
ですからスイスの自然や雰囲気を満喫しつつ、観光客による賑やかさが少ないという事で、
一生に一度は行ってみる価値のある展望台だと思います。

サース・フェーの村にある観光案内所と郵便局の間のバス乗り場から、約10分ほどの所に、
アルペン・エキスプレス駅があります。

アルペン・エキスプレス駅からロープウェイで約20分でフェルスキン駅に着きます。
フェルスキン駅から地下ケーブルカーに乗って約5分で、ミッテル・アラリン展望台です。

ケーブルカーは「メトロ・アルペン」と言うようです。

展望台はサ-ス・フェーで一番高い所にあるようです。
夏でも山は雪で真っ白です。
展望台には360度回転するレストランや氷の宮殿(アイスパビリオン)があります。
(レストランは世界で一番高い所にあるようです)

アラリンホルン、テ-シュホルン、ドム眺めが素晴らしいです。

スイス 展望台をめぐる旅 ディアヴォレッツァ展望台 サン・モリッツ

サン・モリッツ駅からレ-ティッシュ鉄道に乗って約30分でベルニナ・ディアヴォレッツァ駅に向かいます。
ベルニナ・ディアヴォレッツァ駅からロープウェイで約10分でディアヴォレッツァ展望台です。

レ-ティッシュ鉄道は世界遺産に登録されていて、ベルニナ・ディアヴォレッツァ駅は100年以上の歴史があります。展望台にはレストランもあります。

ピッツ・ベルニナ、ピッツ・パリュ、ベラヴィスタ、ピッツ・モルテラッチなどのベルニナ・アルプス、
そしてモルテラッチ氷河、ペルス氷河の眺めが素晴らしいです。ロープウェイからの眺めも壮大です。

夏になるとモルテラッチ氷河をハイキングする事も出来るようです。

スイス 展望台をめぐる旅 コルヴァッチ展望台 サン・モリッツ

シュールハウス広場のバス乗り場からスールレイ駅までバスで約20分、
スールレイ駅からムルテル駅までロープウェイで約10分、ムルテル駅からさらにロープウェイで約10分でコルヴァッチ展望台です。

バスでは途中でチャンプフェー湖を通ります。

サン・モリッツ周辺の展望台では、一番高い場所にあるようです。
展望台にはレストランもあります。

展望台からはロゼック氷河を間近に見る事ができます。
ピッツ・ベルニナ、ピッツ・ロゼック、ピッツ・コルヴァッチなどのベルニナ・アルプスの眺めが素晴らしいです。

個人的にはムオタス・ムライユ展望台から見るベルニナ・アルプスとは違って、
険しくて迫力があるような気がします。

スイス 展望台をめぐる旅 ムオタス・ムライユ展望台 サン・モリッツ

どちらかと言うとほとんど起伏のない、横に広い平らな感じのする広々とした地形だったと思います。

シュールハウス広場のバス乗り場からプント・ムライユ駅までバスで約10分、
そこからさらにケーブルカーに乗って約10分でムオタス・ムライユ展望台です。

このケーブルカーは、1907年に開通した歴史のあるケーブルカーのようです。
駅の隣には山岳ホテルの「ムオタス・ムライユ」があります。

サン・モリッツ湖、シルヴァプラナ湖、シルス湖の3つの湖とオーバーエンガディンの谷、
ピッツ・ベルニナ、ピッツ・ロゼックなどのベルニナ・アルプスの眺めが素晴らしいです。

またこの展望台は、夜になると満点の星が宝石のように輝いて、とても美しいと聞いています。

スイス 展望台をめぐる旅 ピッツ・ネイル展望台 サン・モリッツ

サン・モリッツ駅から歩いて20分位だったような・・・。

セルラス通りを通って、モーリチウス広場を抜けて、教会を過ぎて歩いて行くと、
ピッツ・ネイル展望台行きのケーブルカー乗り場があります。

ケーブルカーで途中の駅のチャンタレッラまで約5分、チャンタレッラからコルヴィリア駅までケーブルカーで約10分、コルヴィリア駅からさらにロープウェイで約10分でピッツ・ネイル展望台です。

途中2つの駅を経由しますが、ケーブルカーでもロープウェイでも、雄大な景色に圧倒されます。
標高3000m以上もあるので、ロープウェイの中から外の景色を見ると、その高さに驚きます。
サン・モリッツの街が小さく見えます。

展望台に着くとシュタインボック(野生のヤギ)の像があります。

私が行ったのは夏でしたが、夏でも雪が積もっていて、山歩き用の靴がスッポリ入るほどでした。
つららもあって、それもすごく長かったです。吐く息がとても白くなりました。

展望台がとても整備されていて、おしゃれで色もデザインの造りも綺麗でした。
ピッツ・ベルニナ、ピッツ・ロゼック、ピッツ・パリュ、スヴェレッタの谷などベルニナ・アルプスの山々と氷河が一望できます。

途中駅のチャンタレッラからはハイキングコースになっていて、「ハイジの花の道」に続いていて、
そこからさらに、童話作家カリジェの「ウルスリの鈴」の物語が描かれたパネルがある道へと続いています。

スイス 展望台をめぐる旅 シュヴァルツゼー・パラダイス マッターホルン・グレッシャ-・パラダイス ツェルマット

・シュヴァルツゼー・パラダイス展望台

ツェルマット駅からロープウェイ乗り場まで、歩いて約20~30分だったと思います。
ロープウェイに乗ってフ-リ駅まで10分、さらにロープウェイで乗り継いで10分で、
シュヴァルツゼー・パラダイス展望台です。

マッターホルン、モンテローザ、ブライトホルンなどの眺めが素晴らしいです。

またシュヴァルツ湖という黒っぽい色をした小さな湖があります。


・トロッケナー・シュテック展望台

シュヴァルツゼー・パラダイス展望台、もしくはフ-リ駅からロープウェイで約15分です。

展望台にはレストランもあり、マッターホルンを間近に見る事が出来て、目の前にはテオドール氷河が広がっています。


・マッターホルン・グレッシャ-・パラダイス展望台

トロッケナー・シュテック展望台からロープウェイで約10分です。

ヨーロッパで一番高い展望台と言われています。
万年雪と氷河に圧倒されます。
マッターホルン、ブライトホルン、ヴァィスホルンを始め、ヴァレー地方の山々の眺めが素晴らしいです。

展望台には「キリストが十字架に掛かっている像」があります。

スイス 展望台をめぐる旅 スネガ・パラダイス展望台 ロートホルン展望台 ツェルマット

・スネガ・パラダイス展望台

ゴルナーグラ-ト展望台行きの登山鉄道を左にして、横の道を歩いて行くとスネガ・パラダイス行きのケーブルカー乗り場が見えて来ます。
(ケーブルカー乗り場までは、たぶん10分ほどだったと思います)

ケーブルカーに乗って約5分で、スネガ・パラダイス展望台です。
レストランになっていて、食事をしながら眺めを楽しむ事ができます。

マッターホルン、ブライトホルン、ヴァィスホルンなどが一望できます。

「逆さマッターホルン」で有名なライ湖も近くにあり、歩いて行く事ができます。
青く澄んだ湖がとても美しいです。


・ロートホルン・パラダイス展望台

スネガ・パラダイス展望台からブラウヘルト駅までゴンドラに乗って約10分、
ブラウヘルト駅からロープウェイに乗って約5分で、ロートホルン・パラダイス展望台です。

マッターホルン、モンテローザ、フィンデルン氷河の眺めが素晴らしいです。

スイス 展望台をめぐる旅 ゴルナーグラ-ト展望台 ゴルナーグラ-ト鉄道 ゴルナー氷河 ツェルマット

ツェルマット駅から歩いてすぐの所に、ゴルナーグラ-ト登山鉄道駅があり、
ゴルナーグラ-ト登山鉄道で約30分で、ゴルナーグラ-ト駅に着きます。

フィンデルバッハの滝を過ぎて、リッフェルアルプ駅、リッフェルベルク駅、ローテンボーデン駅の3つの駅を過ぎると、ゴルナー氷河が見えて来ます。

進行方向右側に座りましょう。
窓からの眺めがとても素晴らしいです。

ゴルナーグラ-ト駅から約5分ほど歩くと、ゴルナーグラ-ト展望台です。

ホテルやレストランもあり、ツェルマットでは一番人気の展望台のようです。
特にマッターホルンでは有名な展望台です。

展望台からは、マッターホルン、モンテローザ、リスカム、ブライトホルン、ゴルナー氷河など、ヴァレー地方の山々の眺めが一望できます。

スイス 展望台をめぐる旅 ブスアルプ展望台 ベルナーオーバーラント

グリンデルワルト駅前からブスアルプ行きのバスが出ていて、約30分です。

展望台にはレストランもあります。

アイガー、メンヒ、ユングフラウ、ヴェッタ-ホルン、シュレックホルン、ブライトホルン、フィンスターアールホルン、グリンデルワルト上氷河、下氷河が一望できます。

特に展望台から眺めるフィンスターアールホルンは素晴らしいです。

どちらかと言うと、スイスのごく普通の「のどかな風景」という感じです。
広くて見晴らしが良いです。

スイス 展望台をめぐる旅 メンリッヘン展望台 ベルナーオーバーラント

グリンデルワルトから次の駅のグルント駅で降りて、グルント駅からメンリッヘン展望台行きのゴンドラ乗り場まで歩いて行きます。

ゴンドラ乗り場までは10~15分だったと思います。
メンリッヘン行きのゴンドラ乗り場は、駐車場なのかすごく大きかったです。

グルント駅は「グリンデルワルト・グルント」とありましたから、正確にはグリンデルワルトの中の地名の1つなのかもしれません。

このゴンドラはヨーロッパで一番長くて、約7kmあるそうです。
メンリッヘン展望台まで、片道約30分掛かります。

ゴンドラからの眺めは凄かったです。
山や川や湖はもちろん、真下には鹿も見えました。

メンリッヘン展望台は一面のお花畑で、とても綺麗でした。
ユングフラウ地方で一番、人気がある展望台らしいです。
広々としていて、ハンモックまで置いてあり、観光客が昼寝をしてました。
レストランや遊園地もありました。

アイガー、メンヒ、ユングフラウ、ヴェッタ-ホルン、シュレックホルン、ラウターブルンネンの谷、グリンデルワルトの村などが見渡せました。

メンリッヘンとウェンゲンは行き来できるようです。
ウェンゲン行きのロープウェイがあちこちにありました。



スイス 展望台をめぐる旅 フィルスト展望台 バッハアルプ湖 ベルナーオーバーラント

グリンデルワルト駅からゴンドラに乗って行きます。
ゴンドラ乗り場までは、歩いて15分ほどだったと思います。

フィルスト行きのゴンドラに乗って約30分、乗り換えなしでフィルスト展望台です。

ゴンドラからの眺めがとても素晴らしいです。

展望台はレストランになっていて、アイガー、メンヒ、ユングフラウ、ヴェッタ-ホルン、シュレックホルン、フィンスターアールホルン、オーバラ-氷河、グリンデルワルト上氷河、下氷河が一望できます。

夏になると一面のお花畑です。

展望台には、ケーブルチェアーに乗ってシュレックフェルトまで下りる人気の「フィルスト・フリエガ-」があり、まるで遊園地に行ったようで爽快です。

フィルストまで来たらバッハアルプ湖へ行かれる事をお勧め致します。
展望台から歩いて片道約1時間ほどですが、湖が2つあって、青と緑の透明なバッハアルプ湖がとても美しいです。

スイス 展望台をめぐる旅 シルトホルン展望台 ベルナーオーバーラント

ミューレンまで行って、シルトホルン行きのロープウェイ乗り場まで歩いて行きます。
10分ほどだったと思います。
ロープウェイでシルトホルンまでは、約20分です。
途中ビルク駅で乗り換えます。

展望台はレストランも兼ねていて、約1時間で1回転します。
ですので、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3大名峰を始め、スイス・アルプスの山々が見渡せます。

展望台の名前は、「ピッツ・グロリア」です。

スイス 展望台をめぐる旅 ユングフラウヨッホ展望台 アレッチ氷河 ユングフラウ鉄道 ベルナーオーバーラント

ユングフラウヨッホとは山の名前で、正確にはスフィンクス展望台と言うようです。 

インターラーケンからグリンデルワルトに行き、グリンデルワルトからクライネ・シャイデックへ向かい、クライネ・シャイデックからアイガー・グレッチャー駅、アイガー・ヴァント駅、アイス・メーア駅を経由して向かいます。
(ユングフラウヨッホ行きの鉄道は、クライネ・シャイデックからしか出ていないようです)

クライネ・シャイデックからユングフラウヨッホへ向かう鉄道は「ユングフラウ鉄道」と言い、
確か2012年には開通して、「100周年」を迎えたようです。

途中のアイガー・ヴァント駅では5分ほど停車するので、見学ポイントからアイガー北壁を見る事ができます。

ユングフラウ展望台に着くと、地下から高速エレベーターで展望台に向かいます。
展望台には屋内と屋外があり、ユングフラウヨッホ、メンヒ、アレッチ氷河を見学できます。

レストランやカフェ、お土産屋さん、郵便局などがあり、私はここで自分で自分に手紙を出しました。

鉄道に関わった人達の写真や氷の宮殿、雪の上を歩いたり(プラトー展望テラス)、スキーやソリが出来るユングフラウ雪原などがあります。

西暦、年月日、時間を記した赤いユングフラウ鉄道・乗車記念パスポート「ユンフラウヨッホ訪問証明書」が貰えます。

憧れのスイス・アルプス モンブラン 

モンブラン

フランスとイタリアの国境にある山で、ヨーロッパの最高峰と言われています。

スイスの山ではなくフランスの山ですが、スイスでも見る事ができます。
大体モンブランを見に行かれる方は、スイスのジュネーヴかフランスのシャモニを観光される方が多いと思います。

雪が山全体を覆っています。

モンブランを眺めるには、以下の3つの展望台がお勧めです。

エギーユ・デュ・ミディ展望台

モンタンヴェール展望台

ル・ブレヴァン展望台


憧れのスイス・アルプス マッターホルン モンテローザ リスカム

・マッターホルン(4478m)

おそらく山が好きな人なら知らない人はいないと思う位、有名なスイスの山です。
アイガー、メンヒ、ユングフラウと同じ位、有名な山だと思います。

ピラミッドのように、鋭くとがっているのが特徴です。
ゴルナーグラ-ト鉄道で、マッターホルンのすぐそばを通る事ができます。

「逆さマッターホルン」を湖面に映し出すリッフェル湖、ライ湖の2つの湖が、とても美しいです。

マッターホルンを眺められる展望台があちこちにあり、以下の6つの展望台は有名です。

ゴルナーグラ-ト展望台

ロートホルン・パラダイス展望台

スネガ・パラダイス展望台

シュヴァルツゼー・パラダイス展望台

トロッケナー・シュテック展望台

マッターホルン・グレッシャ-・パラダイス展望台


・モンテローザ(4634m)

スイスで一番標高の高い山です。
スイスとイタリアの国境にある山で、「バラの山」という意味があります。
マッターホルンが男性的なのに対して、女性的だと形容されます。


・リスカム(4527m)

モンテローザの横にある山で、モンテローザとの間にはゴルナー氷河が流れます。

憧れのスイス・アルプス アイガー メンヒ ユングフラウ

アイガー・メンヒ・ユングフラウ

屋根が横に綺麗に並んだようにそびえ立っていて、ベルナーオーバーラントの3大名峰と言われています。

この3つの山とアレッチ氷河を含めた地域が、世界遺産に登録されて、その後ヴェッタ-ホルンを含む地域に拡張されました。

インターラーケンからグリンデルワルトに行き、グリンデルワルトからクライネ・シャイデックに向かい、クライネ・シャイデックからユングフラウ展望台行きの山岳鉄道に乗って向かいます。
(途中アイガー・グレッチャー駅、アイガー・ヴァント駅、アイスメ-ア駅を経由します)

メンヒは「修道士」という意味で、ユングフラウは「アルプスの乙女」という意味です。

ユングフラウ展望台が一番有名ですが、ユングフラウ展望台を含めて、以下の展望台で眺めを楽しむ事ができます。


ユンフラウ展望台

シルトホルン展望台

フィルスト展望台

メンリッヘン展望台

ブスアルプ展望台


スイスのユニークな乗り物 ブリエンツ湖 ラヴォ-地区 フィルスト ティトリス山 ピラトゥス山 リギ山

・ティトリス山の回転式ケーブルカー

シュタント駅から出ているロープウェイで、ロッテ-ルと言います。
世界で初めての回転式のロープウェイで、空中で360度ゆっくりと回転しながら登って行きます。


・ピラトゥス山の世界一急勾配の登山鉄道

1km進むごとに480m上がる世界で一番傾斜のきつい登山鉄道で、ラックレール式の登山鉄道です。山の斜面にへばり付くように登って行く登山鉄道で、真っ赤な色が特徴的で一両編成です。
ケーブルカーのように思えるのですが、ラックレール式だそうです。


・リギ山のヨーロッパで一番古い登山鉄道

1871年に開業したヨーロッパ最古の登山鉄道です。
夏になるとかわいらしい蒸気機関車なども走るようです。


・ブリエンツ湖の蒸気機関車と遊覧船

ブリエンツからロートホルンまで約1時間で走る蒸気機関車です。
緑と赤の小さくてかわいい蒸気機関車で、白い煙をはきながらゆっくりと走ります。

インターラーケンとブリエンツの間(ブリエンツ湖)を行き来する遊覧船です。
一番の見所はギ-スバッハの滝だと思います。


・ラヴォ-地区のミニトレイン

世界遺産に登録されたぶどう畑で有名なラヴォ-地区ですが、日当たりを良くするために木陰がありません。そのため屋根付きのミニトレインが出ていて、緑色でかわいらしいのです。
リュトリかキュリーから出ているのはラヴォ-・エクスプレス、シェーブルから出ているのは、ラヴォ-・パノラミックです。


・フィルスト展望台のフィルスト・フリエガ-

展望台の下に、ケーブルチェアに乗って約800mの距離を滑っていく「フィルスト・フリエガ-」という乗り物があり、爽快です。

スイスの4大特急 ゴールデンパス・ライン ウィリアム・テル特急 氷河特急 ベルニナ特急 

・ゴールデンパス・ライン(モントルー~ルツェルン)

ルェルンとレマン湖畔の街モントルーを結ぶ特急です。
ツヴァィジンメン、ブリエンツ湖、マイリンゲンも見所ですが、3000級のローヌの谷の山々やベルナーオーバーラントの山々も見えます。
(途中でベルナーオーバーラントの玄関口のインターラーケン・オスト駅に停車します)


・ウィリアム・テル特急(ルツェルン~ロカルノ)

普通にルツェルンからロカルノまで乗ってもいいし、フィアヴァルトシュテッテ湖(四森州湖またはルツェルン湖)をクルーズで巡ってフリューエレンまで行って、フリューエレンからまた特急に乗ってロカルノに行っても良いと思います。スイス東南部の美しさを満喫できる特急です。


・氷河特急(ツェルマット~サン・モリッツ)

サン・モリッツとツェルマットを結ぶ(スイスで最長の距離を結ぶ)特急です。
ブリーク、アンデルマット、ライヒェナウと、色々な所を通りますが、一番の名所はランドバッサー橋ですかね。高さ71mのランドヴァッサー橋は、一度は通ってみたいですね。
名物の「傾いたワイングラス」は車内で買えます(^^)


・ベルニナ特急(クールまたはサン・モリッツ~ティラノ)

クールまたはサン・モリッツと、イタリアのティラノを繋ぐ特急です。
世界遺産に登録されている車窓からの眺めは、最高です。
ループ橋、ビアンコ湖、モルテラッチ氷河と、見所はたくさんありますが、
やっぱり一番の見所はループ橋でしょうね。

ベルニナ特急のハイライトの1つで、ほぼ正確な円に作られたぐるりと回るループ橋は、
一度は見てみたいですね。



スイスの感動スポット(7) ベルン チューリッヒ グロスミュンスター ラウターブルンネン マイエンフェルト 

・ベルンの旧市街

赤い屋根と灰色の建物、石造りのアーケード、石畳の道、名物の噴水、緑色のアーレ川など、
中世の面影がそのまま残る旧市街は、世界遺産にも登録されており、見所がたくさんあります。
スイスの感動スポットの1つだと思います。


・グロスミュンスター(大聖堂)

ベルン、ジュネーヴ、バーゼル、チューリッヒがスイスの4大都市と言われています。
その中でもチューリッヒはスイスで一番の大都市と言われています。

チューリッヒ湖畔、リマト川、ニーダードルフ通り、市内の市場、ユートリベルク展望台と、見所がたくさんありますが、個人的にはグロスミュンスター(大聖堂)がお勧めです。
フラウミュンスター(聖母教会)の向かい側に建っています。

聖ペーター教会、フラウミュンスター(聖母教会)と教会はたくさんありますが、中でもグロスミュンスター(大聖堂)は、見る価値があると思います。2つの塔が特徴で分かりやすいです。


・ラウターブルンネン

U字型の絶壁のあちこちから滝が流れていて、70ほどの滝があるそうです。
その中でもトリュメルバッハの滝、シュタウプバッハの滝の2つが有名です。
ものすごい迫力で一生に一度は見る価値があると思います。


・マイエンフェルト

アルプスの少女ハイジの舞台となった村です。
赤の道と青の道に分かれていて、山の一番上にアルムおじいさんの山小屋があります。
マイエンフェルト駅、市庁舎広場、ハイジホフ、ハイジの泉などがあります。

スイスの感動スポット(6) モルテラッチ氷河 ロゼック氷河 ベルニナ・アルプス

・モルテラッチ氷河

ピッツ・ベルニナとベラヴィスタから続く全長約7kmのグラウビュンデン州最大の氷河です。
世界遺産に登録されているレ-ティッシュ鉄道ベルニナ線のモルテラッチ駅から氷河まで、
ハイキングコースが整備されています。

ディアヴォレッツァ展望台が有名です。


・ロゼック氷河

ピッツ・ロゼックから続く全長約5kmの氷河です。
コルヴァッチ展望台へ向かうロープウェイの途中の駅ムルテルからロゼック谷へと繋がるハイキングコースです。

展望台は、コルヴァッチ展望台です。


・ベルニナ・アルプス

ピッツ・ベルニナ(4049m)を始め、3500m級の山々が連なるオーバー・エンガディンの名峰です。シュタインボック(野生のヤギ)の像があるピッツ・ネイルからの眺めは絶景です。
私が行った時は夏だったのですが、山頂に行くと一面に雪が積もっていて、つららがありましたね。

お勧めの展望台は、以下の展望台です。

ピッツ・ネイル展望台

ムオタス・ムライユ展望台

コルヴァッチ展望台

ディアヴォレッツァ展望台


いずれも拠点となる街がサン・モリッツです。
ピッツ・ネイル山など、大パノラマが楽しめる人気のスポットです。


スイスの感動スポット(5) ツェルマット マッターホルン モンテローザ ゴルナーグラ-ト

・マッターホルン(4478m)

ピラミッド型の山の形が特徴的なスイスを代表する名峰の1つです。
マッターホルンの北壁は、アイガー、グランド・ジョラスと合わせて、3大北壁とされています。

逆さマッターホルンが眺められるリッフェルゼーは必見です。
また逆さマッターホルンが眺められるハイキングコースも最高です。

たくさんの展望台がありますが、人気のあるのはたぶん以下の展望台だと思います。

ゴルナーグラ-ト展望台

ロートホルン・パラダイス展望台

スネガ・パラダイス展望台

シュヴァルツゼー・パラダイス展望台

トロッケナー・シュテック展望台

マッターホルン・グレッシャ-・パラダイス展望台


・モンテローザ(4634m)

夕陽に染まる美しい姿が「バラ」に例えられるようです。
スイスでは最高峰の一番高い山です。

モンブランに次いでヨーロッパでは、第2の高さを誇ります。
マッターホルンとは対照的で、柔らかな印象の山で、女性的な雰囲気を持つ山です。


拠点となる村は、ツェルマットです。
(ガソリン車の乗り入れを禁止されている自然を大切にする村です)

スイスの感動スポット(4) アレッチ氷河 グリンデルワルト氷河

・アレッチ氷河

約23kmのアルプス最大の氷河です。

メンヒから続くエーヴィッヒシュネ-フェルト氷河、ユングフラウから続くユングフラウフィルン氷河、
アレッチホルンの北側に広がるアレッチフィルン氷河の3つの大きな氷河です。

ユングフラウヨッホ展望台から見る事ができます。


・グリンデルワルト氷河

現在はかなり後退していて、19世紀中旬までグリンデルワルト村の近くにまで氷河があったと聞いています。

グリンデルワルト氷河は、アイガーの東側のメッテンベルグとヴェッタ-ホルンの間にあるオ-ベラ-グレッチャーと、シュレックホルンの方にあるウンテラ-グレッチャーの2つがあります。

オ-ベラ-グレッチャーは、フィルスト展望台に登るゴンドラの途中の駅ボルトか、
シュレックフェルトから向かいます。

ウンテラ-グレッチャーは、グリンデルワルトからロープウェイでプフィングシュテックまで登って、
そこから約2時間ほど歩いて着きます。
(べーレックからの眺めがとても素晴らしいです)



スイスの感動スポット(3) ベルナーオーバーラント グリンデルワルト アイガー メンヒ ユングフラウ

アイガー・メンヒ・ユングフラウ3大名峰

この3つの山は旅行ガイドブックなどを見ていると、一緒に紹介される事が多いようです。
4158mのユングフラウを筆頭に連なるベルナーオーバーラント地方の3大名峰です。

ヨーロッパ最高地点のユングフラウヨッホ駅やユングフラウ鉄道も見所です。
(途中経由するアイガー・グレッチャー駅、アイガー・ヴァント駅、アイスメ-ア駅も見所です)


たくさんの展望台がありますが、人気の展望台は以下の展望台だと思います。

ユングフラウヨッホ展望台

クライネ・シャイデック展望台

フィルスト展望台

シルトホルン展望台

アルメントフーベル展望台

メンリッヘン展望台

ブスアルプ展望台


3大名峰の入口となるのが、アイガーの麓に広がる村グリンデルワルトです。
ベルナーオーバーラント地方の観光の拠点として、世界中から観光客が集まります。

グリンデルワルトのさらに入り口となるのがインターラーケンです。

スイスの感動スポット(2) モンブラン シャモニ ジュネーヴ レマン湖

モンブラン

ヨーロッパの最高峰で、標高4810mです。
夏でも山頂に雪がある事から、フランス語で「白い山(モンブラン)」と言われています。
今でもたくさんの人が登山するようです。

幾つもの展望台がありますが、一番有名なものが、「エギーユ・デュ・ミディ展望台」です。

本当はフランスの山なのですが、スイス側からも見る事ができます。
スイス観光で立ち寄る人も多い人気の山です。

ケーキのモンブランは、日本の洋菓子店主がシャモニを訪れた際に発案した物らしいです。

モンブランへ行くには、ジュネーヴかシャモニ(フランスの村)のシャモニ・モンブラン駅からです。


モンブランへ行かれる方はジュネーブへ行かれると思いますが、ジュネーヴと言えば・・・

スイス国内で最大の湖レマン湖が有名です。

ジュネーヴ~モントルー間のクルーズが大変人気です。

また140mの高さに吹き上がるジェッドー(大噴水)が有名です。
ジュネーヴのシンボルです。

スイスの感動スポット(1) ピラトゥス山 リギ山 ティトリス山 ルツェルン

ピラトゥス山

山の上にある山岳ホテルは、「ピラトゥス・クルム」と言って、1890年に建てられたと聞いています。山頂からの眺めは絶景です。
1km進むごとに480m登る世界最急勾配を登る「ラックレール式鉄道」が体験できます。

山の上の展望台はホテルも兼ねていて、「ピラトゥス・クルム」と言って、標高は2070mで、
展望台からはピラトゥス山頂駅、四森州湖、ピラトゥス山などを見る事ができます。

アクセスは「ルツェルン中央駅」からです。


ルツェルンからさらに・・・

ヨーロッパ最古の登山列車に乗ってみましょう。

1871年に開業したヨーロッパ最古の登山列車で、ルツェルン近郊にあるリギ山へ行ってみましょう。夏には、かわいらしい蒸気機関車を見る事ができます。

また世界で初めての回転式ロープウェイ(ロッテ-ル)で、ティトリス山へ行く事もできます。


ルツェルンは湖畔の美しい古い町です。
街のシンボルは、14世紀に建造された「カぺル橋」です。
(シュプロイヤー橋、水の塔も有名です)


スイス 世界遺産をめぐる旅

8.ザンクト・ガレン修道院(文化遺産)

東スイスの中心で、ザンクト・ガレン州の州都にある修道院です。
もとは聖ガルという修道士が作ったそうなのですが、18世紀にバロック建築に改修されたそうです。
荘厳な雰囲気のカテドラル(大聖堂)を始め、その美しさはバロック建築の傑作と讃えられています。
修道院付属の図書館は、中世からの資料を含めて約16万冊の本が所蔵されていて、中世ヨーロッパの学問の総本山と言われているそうです。


9.聖ヨハネのベネティクト会修道院(文化遺産)

ミュスタイアの谷にある8世紀に建てられた修道院です。
修道院の中にある壁画から世界最古と言われる9世紀のフレスコ画「最後の審判」が発見されたそうです。イタリアの国境の近くにあります。


10.ベリンツォーナ 3つの古城と街を囲む城壁(文化遺産)

ティチーノ州の州都、ベリンツォーナにある3つの古城と城壁からなる建造物です。
(ベリンツォーナはスイスとイタリアの交通の要として栄えた街です)
カステルグランデ城、モンテベッロ城、サッソ-・コルバ-ロ城の3つの城と、中世の面影が残る街並みも必見です。
城内にあるレストランのほかに、13世紀に建てられた市庁舎など、見所が多いです。
(3つのお城のうち、カステルグランデ城が、一番最古のものらしいです)


11.アルプス山脈周辺の先史時代の湖畔住居群(文化遺産)

紀元前5000~500年に掛けて造られた高床式住居の遺産群です。
先史時代に湖畔や川辺で暮らしていた古代人の遺跡で、スイスには56か所あります。
ヌーシャテル湖北岸には、高床式住居を復元した複合施設「ラテニウム」があります。
(スイスを含めた7か国の共同遺産で、111か所の遺産が登録されています)

スイス 世界遺産をめぐる旅

4.ベルンの旧市街(文化遺産)

スイスの首都です。
中世の古い歴史をそのまま残しながら、現代都市としても機能している点が評価されたらしいです。
13世紀に建てられた城門を作り変えた時計塔、1893年に建てられた大聖堂、名物の噴水を含めて100か所以上の噴水が残る美しい街並み、1902年に建てられた連邦議会議事堂、相対性理論を発表したアインシュタインハウス、ほかに牢獄塔、熊公園、バラ公園・・・と、見所がたくさんあります。

いや~私も行った事あるんですけど、すごく綺麗な街です。
石畳の道や緑色のアーレ川、同じような色の赤い屋根と灰色の建物、アーケードが印象的でした。
雨の日でもショッピングできますね。

5.レ-ティッシュ鉄道 アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観(文化遺産)

アルブラ線は1904年に開通し、高さ65mのランドバッサー橋、ループトンネル、長さ5866mのアルブラトンネルなどが人気です。

ベルニナ線は1910年に開通し、アルプスの最高地点を走る事で有名です。

人気の氷河特急、ベルニナ特急で有名な鉄道です。


6.ラ・ショード・フォンとル・ロックルの時計産業都市計画(文化遺産)

ラ・ショード・フォンと、その隣町のル・ロックルは、17世紀から時計産業で発展した町です。
時計職人が仕事をしやすいように、陽が射す位置に窓際を持って来たらしいです。
都市全体が時計のように、正確に建てられています。
1つの産業に特化した都市計画をしたという事が評価されたらしいです。


7.ラヴォ-地区のぶどう畑(文化遺産)

レマン湖畔、ローザンヌからモントルーまで続くぶどう畑です。
段々畑ように続くぶどう畑がとても美しく、青く澄んだレマン湖、農家の点在する景観、ワイン造りの伝統などが、総合的に文化遺産として評価されたらしいです。
(スイスはラヴォ-地区だけではなく、ワイン作りが盛んなのでどこへ行ってもぶどう畑があって、どこのぶどう畑も美しいです)

スイスのワインは、ぶどう畑の地質の関係上、ミネラル分を多く含んでいて、舌の奥まで残る味です。


スイス 世界遺産をめぐる旅

現在スイスの世界遺産は、3つの自然遺産と9つの文化遺産の合わせて11つの遺産が登録されています。遺産には自然のものもあれば、旧市街や建築だったり、様々です。


1.ユングフラウ・アレッチ氷河・アレッチホルン・ビエッチホルン(自然遺産) 

2001年にアルプス初の世界遺産として登録された地域です。
スイスを代表する3つの名峰、アイガー、メンヒ、ユングフラウとアルプス最大の氷河(アレッチ氷河)を含む広大な地域です。

2007年にはヴェッタ-ホルンを含む地域が拡張されています。


2.サン・ジョルジオ山(自然遺産)

約2億4500年前~2億3000年前の化石が発見されたルガノ湖畔の南側にあるサン・ジョルジオ山です。サン・ジョルジオ山は標高1096mで、恐竜の祖先と言われているティキノスクスなど、1万点以上の化石が発見されているそうです。


3.グラ-ルス・アルプス一帯(自然遺産)

ザンクト・ガレン州、グラ-ルス州、グラウビュンデン州にまたがる実に3万ヘクタールに及ぶグラ-ルス・アルプスの一帯です。
幾つものプレートの動き(地殻変動)によって地球の地形が形成されたという学説(プレートテクトニス理論)を説明する重要な地域らしいです。

スイス旅行に役に立つシーズンカレンダー(冬)

「冬(12~2月)」

●祝祭日

クリスマス、ボクシングデー、元旦など

●イベント

・エスカラード(ジュネーヴで12月12~14日)

中世の衣装を身に付けた兵士や市民などが、街を歩きます。

・クリスマス(スイス各地で12月25日)

12月上旬から各地でマーケットが開かれ、街はイルミネーションで華やかになります。

・ヘクセンアプファート(べアルプ・ブラッテンで1月14~18日)

スキーヤーが魔女の衣装で滑走します。
(アレッチ氷河付近の村の魔女の伝説が原型です)

・ホム・ストローム(シュクオールで2月1日から)

8mほどのポールに藁を巻き付けて、村人たちが歌いながら焼き払います。

●冬の特徴・見所・観光情報

スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをするために、たくさんの人が訪れます。
冬のハイキングも人気です。

●服装

氷点下になる事も多いので、防寒対策が必要です。
(朝晩は最低気温が氷点下になります)
雪山に登る際は、サングラスやUVカットの日焼け止めを用意しましょう。

スイス旅行に役に立つシーズンカレンダー(秋)

「秋(9~11月)」

●祝祭日

秋はこれと言って祝祭日はないようです。

●イベント

・ワイン・フェスティバル(9~10月)

豊作を祝って、チーズやワインを楽しむお祭りです。
ヌーシャテルやヴヴェィなどは、盛大に行われるようです。

・クナーベン・シーセン(チューリッヒで9月第2週末に行われます)

17世紀に始まった伝統的なお祭りで、12~16歳の子供達が参加する射撃大会です。

・チーズ分配の祭り(ユースティスタール、ウェンゲンなどで9月19日)

夏の間、山で作ったチーズを並べて、所有している牛の乳の量によって分配していくチーズのお祭りです。

・ツィ-べレメリット(ベルンで11月24日)

オニオンマーケットと呼ばれる伝統的な名物市で、タマネギを売る露店が並びます。

●秋の特徴・見所・観光情報

紅葉や黄金色に輝くぶどう畑は、非常に美しいです。
この時期のワインとチーズの味はとても美味しくて、9~11月はジビエ料理も楽しめます。

●服装

冬に向かってだんだん日が短くなっていきます。
山には初雪が降る時期なので、防寒具も用意しましょう。
(日中は暖かくても、朝晩は冷え込みます)





スイス旅行に役に立つシーズンカレンダー(夏)

「夏(6~8月)」

●祝祭日

ウィットサンデー、ウィットマンデー、聖体祭、建国記念日(8月1日)など

●イベント

・6月上旬にアルプス各地で「牧のぼり」があり、あちこちで牧夫たちが牛や羊を、山の牧草地に連れて行きます。

・同じく6月上旬にインターラーケンで、「ウィリアム・テルの野外劇場」があります。

・モントルー・ジャズフェスティバル(7月4~19日)

世界中の有名なミュージシャンが集まるジャズフェスティバルです。

・アルペン・フェスティバル(7~8月)

山岳地帯で行われる夏祭りです。
民族衣装を着て踊ったり、アルペンホルンなどの伝統楽器の演奏などが行われます。

・ジュネーヴ・フェスティバル(8月上旬)

花火大会やテクノパレードが開催されるジュネーヴの夏祭りです。

●夏の特徴・見所・観光情報

高山植物が真っ盛りで、アルプスの花が咲き乱れます。
ハイシーズンとなり、たくさんの観光客で賑わいます。

●服装

夏でも6月はまだ、朝晩は寒いので寒さ対策を忘れないようにしましょう。
ハイキングをする場合は、7~8月でも山の天気は変わりやすいので、雨具や上着を用意して行きましょう。




スイス旅行に役に立つシーズンカレンダー(春)

「春(3~5月)」

●祝祭日

聖金曜日、復活祭、復活祭金曜日、キリスト昇天祭など

●イベント

・セクセロイテン(チューリッヒ) 

チューリッヒ最大の春祭りです。

・ランツゲマインデ(アッペンツェル)

直接投票で行う青空会議です。
5月にはグラ-スルでも開催されるらしいです。

・チャランダマルツ(エンガディン地方)

子供達が鈴や大きなカウベルを鳴らして村を歩き回り、冬を追い払う祭りのようです。

●春の特徴・見所・観光情報

スイス南部や湖畔の街から少しずつ、春の花が咲き始めます。
牧草地では5月中旬から6月中旬に、タンポポなどが咲き始めます。

●服装

服装は春と言っても、まだ寒さが残ります。
日中は気温が上がりますが、朝晩の冷え込みは激しく、1日の中で寒暖の差が激しいです。
ですので、寒さ対策をしっかりとして行きましょう。

スイス 現地で気を付けたい事10 (2)

6.時間がない時はセルフサービスのレストランが便利です。

日本に比べるとスイスのレストランは、ゆっくりゆったりとしています。
ですので、あまりゆっくり食事をする時間がない時は、デパートやスーパー、駅構内などのセルフサービスのレストランを利用すると良いでしょう。

7.崖や谷に気を付けましょう。

当然ですがスイスは山の国です。
至る所に崖や谷があります。
きちんと整備されてはいますが、それでもあまり近付きすぎて、
谷底へという事のないように、気を付けましょう。

8.スイスの春は風が強いので注意しましょう。

私が行った時は夏も風が強かったような気がします。
場所によっても違うようですが、フェーン現象と言うようです。
フェーン現象とは、アルプスの山中で吹く暖かい風の事です。
スイスではフェーン現象が良く起きます。
急に温度が上がったり、気圧が変わったりするので、体調を崩したり、頭痛を起こす人もいるみたいなので、注意しましょう。

9.お店の営業時間に注意しましょう。

スイスのお店の一般的な営業時間は、9時~18時30分(月曜~金曜日)ですが、
12時~14時はいったん閉めるお店が多いです。
土曜日は16時で閉店するか、休業のお店も多いです。

10.地域によって挨拶が変わります。

スイスには26の州があり、公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つが使われています。ですから、それぞれ話す言葉が地域によって違います。
訪れる街によって耳にする言葉や案内板や表示板の文字が、ガラッと変わる事があります。
(州が違えば法律や祝日なども異なるので、事前に訪れる州の文化や生活習慣、言語などを確認しておくと良いかもしれません)


スイス 現地で気を付けたい事10 (1)

1.気候の変化に対応できる服を用意しましょう。

山の国で天気がとても変わりやすいので、夏の山に登る日は30℃から氷点下まで、一気に下がる時があります。セーターやジャケットなどを用意して、山に登りましょう。
麓でも朝や夕方は、夏でもとても冷え込みます。防寒対策をしっかりしましょう。

2.標高が高い所でのお酒は注意しましょう。

なぜか分からないのですが、標高が高い場所では、アルコールが回りやすいそうです。
ワインを使うチーズフォンデュなどのメニューも酔いやすいようなので、注意しましょう。

3.旧市街の石畳には注意しましょう。 

スイスには至る所に石畳が敷かれています。
石が突き出していたり、道がデコボコだったりするので、つまずいたりします。

特にヒールの靴を履いている女性の方は、石畳の隙間に挟まってしまいます。
とても歩きにくく、転んだりして危ないので、石畳の道には注意する事と、
女性の方はヒールを履くのはなるべく辞めておきましょう。

4.スイスでは階数の表示が「-1」です。

この「-1」の呼び方は私が勝手に考えました。
何が何階と考えているより、その方が分かりやすいかな~と思って。
日本の3階がスイスでは2階で、2階が1階、1階が地上階(0階)です。
エレベーターの地上階表記は、「EG」「R」「0階」です。
全部「-1」ですが、地下は何と言うんでしょう??

5.レストランで大声で呼ぶのはNGです。

日本では店員さんを呼ぶ時に「すみませ~ん」は普通ですが、スイスではしないようにしましょう。
近くを通った時に呼ぶか(声を掛けるか)、目を合わせて手を挙げるかして呼びましょう。


スイス 主要な観光名所10 ベルン チューリッヒ ジュネーヴ ルツェルン ベルナーオーバーラント ツェルマット サンモリッツ

スイスは、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインの5か国に囲まれた内陸国で、4つの言語圏に分かれているので、地域によって話す言葉も異なり、文化や生活様式も違います。


1.ベルン(首都)

スイスの首都です。
中世の建物が立ち並ぶ旧市街が世界遺産に登録されました。
「旧市街でありながら現代都市としての機能も持ち合わせている点」が評価されたらしいです。
街にはシンボルである熊の旗や絵が至る所にあり、名物の泉を含め、たくさんの泉があります。

2.チューリッヒ(大都市)

スイス一の大都市で、古さと新しさが融合するスイスの玄関口です。
日本との直行便が行き来するスイス唯一の都市です。
大都市ですが中世の街並みが残っているので、市内観光も楽しめます。

3.ジュネーヴ(国際都市)

レマン湖畔に位置するフランス語圏の中心地です。
国際赤十字や国連の本部など、世界の重要な国際機関が集まっています。
街のシンボルの大噴水は有名です。

4.ルツェルン(古都)

シュヴィーツ州、ウーリ州、ウンターヴァルデン州の3つの州と共に、スイスの交通や貿易の要として発展してきた町です。
城壁に囲まれた中世の面影を残す町で、旧市街を歩くと、至る所に美しいフレスコ画を見る事ができます。湖にも囲まれた湖畔の美しい古い町です。

5.ベルナーオーバーラント

アイガー、メンヒ、ユングフラウの3大名峰が連なるベルン州南部の山岳地帯です。
玄関口となるのがインターラーケンで、インターラーケン・オスト駅からは、特急のゴールデンパス・ラインが出ています。
アイガーの麓には、観光の拠点となるグリンデルワルトの村が広がっています。

6.ツェルマット

マッターホルン(4478m)とその展望台、ゴルナーグラ-ト鉄道で有名な村です。
夏はハイキング、冬はウィンタースポーツで賑わいます。
世界中からアルピニストが訪れます。
(ガソリン車の乗り入れが禁止されているほど、自然を大切にしている村だと聞いています)

7.サンモリッツ(高級リゾート地)

高級ホテルや高級ブランドのお店が立ち並び、世界中から観光客が訪れる高級リゾート地です。
氷河特急とベルニナ特急の発着駅です。
ドルフ地区、バート地区に分かれていて、美しいサンモリッツ湖がとても印象的です。

8.バーゼル(港の街)

ライン湖畔にある街です。
海ではなく河なのに漁師がいるそうなので、ライン河がどれだけ大きな河なのかが分かります。
市内に3か所、ライン河を船で渡れる所があります。
山も湖もなく華やかな観光地ではありませんが、スイスの伝統と工芸に触れる事ができます。

9.サ-ス・フェー

ツェルマットの近くにある村です。
小さな村ですが、アラリンホルンやドムなどの4000m以上の山々、サ-スの谷、フェー氷河と、スイスの自然も楽しめます。その一方で観光客が少ないので、個人的な好みですが、観光色の少ないスイスを楽しめると思うのです。


10.ティチーノ地方

イタリアよりの州にある地方で、同じスイスでもまた雰囲気が違います。
ベリンツォーナ、ルガノ、ロカルノが有名な街で、飾った所もなく陽気で賑やかで活気があります。
ルガノ湖畔、マジョーレ湖畔などは、特にお勧めです。

スイス旅行に行く前に確認しておきたい事

スイスまで飛行機でどの位かかるのか?

直行便で約12時間です。
日本からスイスへの直行便は、「成田空港とチューリッヒ空港の間」のみ運航されいます。
スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)が、毎日1便運航しています。

時差は?

スイスの方が日本より8時間遅いです。
従って「-8時間」」となります。
ですが、3月最終日曜日~10月最終月曜日の間は、サマータイムなので、時差は「-7時間」です。

ビザについて

3か月以内はビザは不要です。
正確にはスイスはシェンゲン協定の加盟国なので、180日間で90日以内の滞在なら不要です。
(パスポートの残存有効期間は、シェンゲン協定加盟国出国時に、3か月以上必要です)

為替レート

日本円にすると、1スイスフランが約115円です。
スイスはEUに加盟していないので、通貨はユーロではなく、スイスフラン(SFr.)かサンチーム(ct)になります。
為替ルートは常に変動しているので、出発前に確認しておきたいですね。

理想の滞在日数

旅行に行かれる方は、6~10日間が一般的なようです。
飛行機で片道約12時間掛かるので、往復24時間です。
行きに1日、帰りに1日で、手続きも含めて移動に2日掛かるので、最低でも1週間は必要です。
またスイスは国内でも、移動に時間が掛かるので、8日以上は必要だと思います。

ベストシーズン

6~9月がベストシーズンで、大変込み合います。
夏はハイキング、冬はウィンタースポーツと、年に2回ベストシーズンがあります。
特にハイキングの時期は日本人観光客に人気です。
(6月から高山植物が咲き始めて、とても綺麗です)


スイスという国

国の正式名称は、「スイス連邦」です。

首都はベルンで、名前は熊から来ているようです。
一番最初に捕まえた動物を町の名前にしようという事で、捕まえた動物が熊だったという逸話が残っています。

人口は約800万人で、外国人の数も増えていて、ジュネーヴも在日外国人の数が多いようです。
現地滞在中に、「置き引きやスリが多いのも、在日外国人が増えたからかな?」と聞きました。

「だんだんスイスがスイスらしくなくなっている」と嘆いている人もいて、社会問題になっている?ようだと聞きました。

国土面積は九州と同じくらいの大きさです。
ですから駆け足で回ろうと思えば、スイスは小さいので、いろんな所に行けますね。 

最高地点がモンテローザ・デュフール(4634m)です。

言葉はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つが公用語です。
観光で行かれる方は、一部を除いて、英語で十分間に合うようです。

ドイツ語は「スイス・ドイツ語」と言って、標準ドイツ語とはだいぶ違うようです。
現地の子供達は、スイス・ドイツ語で話して育って、学校で標準ドイツ語を学ぶようです。


スイス 花の暦

・田園の花

桜 3~5月

リンゴ 4~5月

菜の花 4~5月

ヒナゲシ 5~6月


・庭園の花

ゼラニウム 5~10月

バラ 5~10月


・山野の花

西洋タンポポ 4~7月

リュウキンカ 3~7月

ナルシス 5月

キンバイソウ 5~7月

キンポウゲ 5~7月

イブキトラノオ 5~7月


・高地の花

春クロッカス 4~6月

春リンドウ 4~7月

ソルダネッレ 5~7月

アルペンローゼ 5~7月

ワタスゲ 5~8月

エーデルワイス 7~9月


※花期は目安です。
実際の開花時期は、その年の気候や場所によって異なります。

特に山野の花、高地の花は、標高の低い所や日当たりの良い場所から順に咲いていくので、
同じ花でも花期は1~2ヶ月ほどずれていきます。
(エーデルワイスはスイスの国花です)


スイスの四季 季節ごとの特色と魅力(冬)

「冬(12月~3月)」

●旬のグルメ

ザウザー、焼き栗、チーズフォンデュ、ホットチョコレート、ホットワイン


●お祭り・イベント

・アドヴェント&クリスマス(12月)

クリスマスマーケット

クラウスヤーゲン(キュスナハト・アム・リギで12月5日)

エスカラード(12月第2金曜日~日曜日)

雪祭り・スノーイベント(1月~3月)


・大晦日&新年(12月31日、1月1日)

シルヴェスタークロイゼ(ウルネッシュで12月31日、1月13日)

シュリテッダ(エンガディン地方で1月第2日曜日)


・カーニバル(2月~3月)

チャランダマルツ(エンガディン地方で3月1日)



スイスの四季 季節ごとの特色と魅力(秋)

「秋(9月~11月)」

●旬のグルメ

ベリー類(ラズベリー、ビルベリー)、ジビエ料理、栗(ヴェルミセル)


●お祭り・イベント

・牧くだり(9月~11月)

・収穫祭(9月~11月) ワイン祭り、チーズ祭り、栗祭り、家畜市など

・タマネギ市(ベルンで11月第4日曜日)

スイスの四季 季節ごとの特色と魅力(夏)

「夏(6月~9月)」

●旬のグルメ

アプリコット、バーベキュー料理、ベリー類(ラズベリー、ビルベリー)


●お祭り・イベント

・アルプス祭り(6月~9月) 

スイス相撲大会、アルペンホルン祭り、ヨーデル祭りなど

・音楽祭(7月~9月)

モントルー・ジャズフェスティバル、ヴェルビエ・フェスティバル、ルェツルン・フェスティバルなど、

・建国記念日(8月1日)

・闘牛(ヴァレー州各地で3月下旬~9月末)

スイスの四季 季節ごとの特色と魅力(春)

「春(3月~6月)」

●旬のグルメ

イチゴ、アスパラガス、野草料理


●お祭り・イベント

・イースター 

セクセロイテン(チューリッヒ) 4月第3日曜日

ランツゲマインデ (アッペンツェル) 4月最終日曜日

            (グラ-ルス) 5月第1日曜日

・聖体祭 5月下旬~6月下旬

・牧のぼり 5月下旬~6月中旬

スイス 冬の風景

スイス各地の冬の見頃を幾つか挙げてみました。
(毎年変動しますが、以下の地域はおおよその時期です)


グリンデルワルト

ベットマーアルプ

ベルン

ウェンゲンアルプ鉄道

グレッシャ-・エクスプレス(ゴムスの谷)

ベルニナ・エクスプレス(モルテラッチ近郊)

ゴルナーグラ-ト(ツェルマット)

シルヴァプラナ湖(シルヴァプラナ)

ボスコ・グリン(ヴァッレマッジア地方)

マローヤ

エントブッフ(ルツェルン近郊)


山と大地が雪で覆われ、一面の銀世界になる冬・・・。
森の木々や葉、湖が、大地を美しく彩ります。
冬のスイスには、春、夏、秋とはまた別の魅力があります。

冬のスイス おすすめハイキングコース(2) ツェルマット ローテンボーデン リッフェルベルク エンガディン ポントレジーナ サン・モリッツ

・ツェルマット地方 ローテンボーデン→リッフェルベルク

ゴルナーグラ-ト鉄道のローテンボーデン駅から山上湖のリッフェルゼーを通って、
1つ下のリッフェルベルク駅まで下る人気のコースです。

1年を通して楽しめるコースですが、一面が雪で覆われる冬は、真正面にマッターホルンを眺めながら、美しい白銀の世界を体感する事ができます。
(道は圧雪され、歩きやすいように整備されています)

(約1~2時間 初級 12月~3月)

ローテンボーデン標高2815m リッフェルベルク標高2582m


・エンガディン地方 ポントレジーナ→サン・モリッツ

ポントレジーナからシュタ-ツの森を通って、サン・モリッツへ抜けるコースです。
高低差がなく、1年を通して歩く事ができる簡単なコースで、特に雪や氷で飾られた真っ白な樹氷がきらめく冬の森は、ロマンティックな美しさです。

一面の銀世界となった湖のほとりに佇む伝統のレストランで、食事が楽しめます。

(約1時間 初級 12月~3月)

ポントレジーナ標高1774m サン・モリッツ標高1775m

冬のスイス おすすめハイキングコース(1) ユングフラウ地方 グリュッチアルプ ミューレン クライネ・シャイデック ウェンゲンアルプ

ユングフラウ地方

①グリュッチアルプ→ミューレン

グリュッチアルプからミューレンまで結ぶ鉄道に沿って歩くコースです。
雪化粧した美しい森林と、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3大名峰の眺めが素晴らしいです。

お勧めの休憩ポイントは、途中のヴィンターレック駅に隣接する山岳レストランです。
ヴィンターレックからミューレンまでは、約1時間のショートコースになります。

(約1時間30分 初級 12月~3月)

グリュッチアルプ標高1486m ミューレン標高約1640m


②クライネ・シャイデック→ウェンゲンアルプ

ユングフラウ鉄道の発着駅クライネ・シャイデックから、ひと駅手前のウェンゲンアルプまで、
鉄道に沿って整備された高低差の少ない道を歩いて行きます。
(散歩気分で歩けるので、冬のハイキング初心者にお勧めのコースです)

雪化粧した美しい木々と雄大なアイガー、メンヒ、ユングフラウの3大名峰の絶景が素晴らしいです。

(約1時間 初級 12月~3月)

クライネ・シャイデック標高2061m ウェンゲンアルプ標高1874m

スイスの四季 冬のスイス

~冴えわたる白銀の世界へ~

澄みきった青空に太陽が輝き、雪がきらめく白銀の世界。
1年で最も美しく雪化粧した山々は感動的です。

スノー天国として有名なスイスでは、スキーやスノーボード、ウィンターハイキング、ソリ、クロスカントリー、スノーシューなど、冬ならではの楽しみがたくさんあります。

スキーヤーはスキーを思い切り楽しみ、ハイカーは雄大な山や静かな森の散策を満喫しています。最新設備のスパでリラックスしたり、暖炉の前で語り合ったりと、冬の魅力は尽きません。

雪が積もった美しい村やクリスマス・シーズンの街も、とてもロマンチックです。


「クリスマス・マーケット」

クリスマス前の約4週間(アドヴェント)は、ショッピングのシーズンでもあります。
その代表的なイベントが、冬の風物詩と言われるクリスマス・マーケットです。

クリスマス飾りやプレゼントを売る屋台が立ち並びます。
街を彩るイルミネーションと共に、ロマンティッシュな雰囲気が楽しめます。


「冬のスイス料理」

日本人にとっては鍋のようなスイスの冬の定番が、家族や友達と一緒に楽しむアツアツのチーズフォンデュです。天気が良い日は屋外で食べるのがお勧めです。

煮込み料理やスープ類など、冬にピッタリの郷土料理もあります。


「スノースポーツ」

青い空と輝く太陽の下、スキーやスノーボード、クロスカントリー、ふかふかの新雪の上を歩くスノーシューなど、多彩なスポーツが楽しめます。

子供から大人まで楽しめる伝統のソリ遊びは、特に人気があり、全国の山岳リゾートにコースが整備されています。


「ウィンターハイキング」

アルプスの冬を体感できるハイキングです。
冬には歩きやすく圧縮されたコースを、ゆっくりと散歩しながら、一面の銀世界ときらめく絶景が満喫できます。

雪化粧した山や白く美しい森の中を、約1~2時間で歩けるコースがお勧めです。


「雪見列車の旅」

雪が降り積もる時期でもスイスでは、グレッシャ-・エクスプレスやベルニナ・エクスプレスなどのパノラマ車両を含め、山々を結ぶ人気の登山鉄道やロープウェイなど、ほとんどの路線が運行しています。

一面の銀世界の中を走り抜ける暖かい車両から、窓に広がる冬の景色を満喫できます。


「冬の山岳レストラン」

冬のスイスアルプスのお勧めは、雄大な絶景が楽しめる山上のレストランです。
真っ青な空のもと、真っ白な雪を被った山々のパノラマを背景に、食事やお酒を楽しみます。
会話も弾む事でしょう。

冬季限定のスノーバーやレストランも魅力です。



スイス 秋の風景

スイス各地の紅葉の見頃を幾つか挙げてみました。
(毎年変動しますが、以下の地域はおおよその時期です)


エッシネン湖(カンデルシュテーク) 10月上旬~10月下旬

ラヴォ-地区のぶどう畑(ローザンヌ近郊) 10月上旬~11月上旬

シルス湖(シルス) 9月下旬~10月中旬

モルテラッチ氷河(ポントレジーナ) 9月下旬~10月中旬

エーグル城(エーグル) 10月上旬~11月上旬

リゲルツ 10月上旬~11月上旬

ユートリベルク(チューリッヒ) 9月中旬~10月中旬

ベルン 9月中旬~10月下旬

シュタウプバッハの滝(ラウターブルンネン) 9月下旬~10月下旬

ツェルマット 10月初旬~10月下旬


青と緑に澄んだ湖と川、黄金色に輝く紅葉、湖畔沿いに広がるぶどう畑の絨毯・・・。
初雪を被った山々がそびえ立ち、スイスの秋はとても綺麗です。
特に湖面に山や森を映し出す秋のスイスの湖は宝石のようです。



秋のスイス おすすめハイキングコース(2) ツェルマット スネガ ブラウヘルト

ツェルマット地方

①スネガ→ツェルマット

ツェルマットから最も近い展望台スネガからの絶景のハイキングコースです。
駅に隣接する展望台のテラスからは、マッターホルンの眺望を楽しむ事ができます。

すぐ下にある逆さマッターホルンの山上湖ライゼーから、フィンデルンの集落へと歩いて、
その後は、林道を歩いて鉄道の線路を渡るとツェルマットのヴィンケルマッテンに着きます。

(約2時間 初級 10月初旬~10月中旬)

スネガ標高2288m ツェルマット標高約1620m


②ブラウヘルト→スネガ

ブラウヘルト駅からシュテリゼー、グリンジーゼー、ライゼーの3つの山上湖(湖面にマッターホルンを映す事で有名な山上湖)をめぐりながら、1つ下のスネガ駅まで下っていく人気の絶景コースです。特に西洋カラマツなど、鮮やかに色づく木々に囲まれた秋のグリンジーゼーは感動的です。

(約2~3時間 中級 10月初旬~10月中旬)

ブラウヘルト標高2571m スネガ標高2288m


※秋はメンテナンスのため、休業となる路線もあります。
ケーブルの運行時間など、行かれる前に確認した方が良いと思います。


秋のスイス おすすめハイキングコース(1) ウェンゲン ヴェングヴァルト ポントレジーナ サン・モリッツ

・ユングフラウ地方 ウェンゲン→ヴェングヴァルト

ウェンゲン駅前の通りを抜けて、斜面に山小屋が点在するのどかなアルプを横に、ヴェンゲンヴァルトまで下って行くコースです。

駅へ向かう分岐点から10分ほど歩いた所にあるメンヒブリックまで行くと、名峰ユングフラウ、メンヒと秋の色に染まるラウターブルンネンの谷の絶景が楽しめます。

(約1時間 初級 9月下旬~10月下旬)

ウェンゲン標高1280m ウェングヴァルト標高1182m


・エンガディン地方 ポントレジーナ→サン・モリッツ

ポントレジーナからシュタ-ツの森を通って、サン・モリッツへ抜けるコースです。
アルプスを代表する森の1つで、色とりどりに木々が染まる秋は特に綺麗です。

途中に小鳥が集まるスポットがあり、子供達にとても人気です。

伝統のホテルやレストランが佇む湖は、氷河から流れる透明度の高い水で、周囲の山々や森などを鏡のように湖面に映し、その美しさは感動的です。

(約1時間 初級 9月下旬~10下旬)

ポントレジーナ標高1774m サン・モリッツ標高1775m


※秋はメンテナンスのため、休業となる路線もあります。
ケーブルの運行時間など、行かれる前に確認した方が良いと思います。


スイスの四季 秋のスイス

~黄金色にきらめく大地へ~

爽やかな空気の中、山も街も色づく季節です。
樹木の種類が多いスイスでは、各地で美しい紅葉を見る事ができます。

特に初雪を被った名峰と色とりどりの木々、湖畔沿いの丘や山の斜面に連なるぶどう畑は、
スイスを代表する秋の風景です。

光を受けてオレンジ色や黄金色に輝く様子は、感動的です。

ヨーロッパ・カラマツの色づく森やぶどう畑の間を歩くハイキングがお勧めです。
ぶどうの収穫を祝う村のお祭りなどにも出会えます。

またワインや栗、ジビエ(狩猟した動物の肉)、キノコなど、旬の味覚も楽しみの1つです。


「アルプスの牧くだり」

夏の間に作った山のチーズを持って、民族衣装を着た牧夫たちが労をねぎらい、華やかに飾り付けをした牛たちと一緒に、山の上のアルプ(牧草地)から村へ下りてくる「牧くだり」は、アルプスに受け継がれてきた秋の伝統行事です。
(収穫を祝う村の祭りとして、行われる事もあります)


「秋の収穫祭」

実りの喜びにあふれる秋ですが、9~10月にかけて、ぶどうの生産地ではワイン作り、
スイス南部に残る栗の里では栗祭り、チーズの産地ではチーズ祭りが開催されます。

アルプス地方では、夏に山の上の共同小屋で作ったチーズを並べて、所有する牛の乳の量に応じて、分配していく昔ながらの風習を受け継いだ「チーズ分配の祭り」を行う地域もあります。


「紅葉に色づく秋の山」

国土の約3割が森林を占めるスイスでは、美しい森が各地にあります。
黄色やオレンジ色になる西洋カラマツが多いエンガディン地方やヴァレー地方は、まるで織物、芸術品のように美しい葉が、山一面に黄金色に輝きます。

赤く色づくナナカマドやカエデの木々も、有名で人気です。
アルプスの高地では、ビルベリーの葉が赤い絨毯のように広がっています。


「美しいぶどう畑とワイン作り」

ぶどうの収穫は9月から10月です。
ワインの産地の村々では、収穫を祝うワイン祭りも開催されており、様々な地ワインが飲めます。
また10月から11月にかけては、ぶどうの葉が黄金色に染まって、ぶどう畑が一番美しく輝く季節です。ぶどう畑の中を歩くハイキングがお勧めです。


「秋の味覚」

実りの秋・・・。
山の恵みやキノコや出来たての山のチーズ(べルクケーゼ)のほか、スイスで長い伝統を誇る栗を使った料理やデザートなど、秋ならではのグルメがたくさん楽しめます。

ワインへと変化する前の発酵しはじめのぶどうジュースもお勧めです。
(果汁の甘さとわずかな酸味と、微炭酸が特徴です)

スイスのワインは、ぶどうを作るぶどう畑の土地の地質上、ミネラル分を多く含んでいるため、下の奥まで残る独特の味がします。


「ジビエ料理」

鹿やシャモア、野豚、ウサギ、キジなどの野生動物の狩猟肉(ジビエ)料理は、狩猟民族でもある西洋人にとって伝統の食文化です。

このジビエ料理はスイスでは人気のグルメの1つで、秋になると各地のレストランに特別メニューが登場します。ジビエ料理には赤ワインが良く合います。

スイス 夏の風景

スイス各地の夏の見頃を幾つか挙げてみました。
(毎年変動しますが、以下の地域はおおよその時期です)


バッハアルプゼー(グリンデルワルト)

アルブラの谷

オーバータール(スステン峠近郊)

クロイツボーデン(サ-ス・フェー)

フォルクラ・スールレイ(シルヴァプラナ)

フル-アルプ(ツェルマット)

グリンデルワルト

アイガーグレッチャー

トロッケナーシュテーク(ツェルマット)

ディアヴォレッツァ

ブラウゼー(リーダーアルプ)

アレッチグレッチャー(エッギスホルン)


澄んだ湖、川、雄大な山々、美しい高山植物の花々、緑の草原、峠、森。
放牧の牛や羊、野生の動物・・・。

美しいスイスの自然は夏色に染まります。


夏のスイス おすすめハイキングコース(2) ツェルマット ローテンボーデン リッフェルべルク ブラウヘルト フル-アルプ

ツェルマット地方

①ローテンボーデン→リッフェルべルク

ゴルナーグラ-ト鉄道のローテンボーデン駅で途中下車します。

正面にはモンテローザやゴルナー氷河を眺める事が出来、右手に下りて行くとすぐ、
逆さマッターホルンで有名な山上湖リッフェルゼーが見えてきます。

その後は次のリッフェルべルク駅まで下って行くコースです。
(高山植物の花々もとても綺麗です)

(約1時間30分 初級 7月~9月中旬)

ローデンボーデン標高2815m リッフェルべルク標高2582m


②ブラウヘルト⇔フル-アルプ

ロートホルンとブラウヘルトを結ぶロープウェイの途中の駅ブラウヘルトから、逆さマッターホルンで有名な山上湖シュテリゼーへ向かうコースです。

この辺は高山植物の宝庫で、7~8月にはアルプスを代表する花々が咲き誇ります。

フィンデルン氷河の前のフル-アルプまで歩いて、山小屋で休憩してから戻ると良いと思います。

(片道約1時間 初級 7月~9月中旬)

ブラウヘルト標高2571m フル-アルプ2620m


夏のスイス おすすめハイキングコース(1) アイガーグレッチャー クライネ・シャイデック チャンタレッラ サン・モリッツ

・ユングフラウ地方 アイガーグレッチャー→クライネ・シャイデック

ユングフラウ鉄道のアイガーグレッチャー駅から、アイガ-やメンヒを水面に映す山上湖のファルボーデンゼーを通り、クライネ・シャイデックまで下る人気の絶景コースです。

アイガー登攀の歴史を紹介する施設や撮影ポイントなどを加えて、より歩きやすいように整備されました。6月末から7月までは、一面にたくさんの花が咲き乱れ、楽しませてくれます。

(約2時間 初級 6月下旬~9月中旬)

アイガーグレッチャー標高2320m クライネ・シャイデック標高2061m


・エンガディン地方 チャンタレッラ→サン・モリッツ

コルヴィリアへ繋がる途中駅のチャンタレッラから、約200種類の高山植物が整備されている「ハイジ・フラワートレイル(ハイジの花の道)」へ歩くコースです。

正面には雄大な山々を望む事が出来て、平らな道を歩きながら、色とりどりの美しい花々が楽しめる人気のコースです。

ハイジの実写版で使われた山小屋やブランコが置いてあります。

その後はカリジェの代表作「ウルスリのすず」の物語が書かれた説明板がある林道を下って行きます。

(約1時間30分 初級 6月中旬~9月中旬)

コルヴィリア標高2005m サン・モリッツ・ドルフ標高1800m


スイスの四季 夏のスイス 

~光あふれるアルプスの頂きへ~

夏は陽光がまぶしく降り注ぎ、アルプスが活気づくシーズンです。

草が十分成長してきた頃に、牧童たちは牛を連れて山に登り、アルプ(山の牧草地)での放牧がスタートします。牛や羊、ヤギたち、そして観光客で山は賑わいます。

川や湖で泳いだり、山の峠越えや山上湖をめぐるハイキング、氷河トレッキングなどは、
夏ならではの楽しみです。

清流でラフティングやカヌー、森のアスレチックパーク、山でのマウンテンバイクやパラグライダー、
キャニオニングなど、雄大な大自然を舞台に多彩なアクティビティにもチャレンジできます。


「アルプス祭り」

7~8月には各地で、アルプス伝統の祭りが開催されます。
もともとは山小屋で過ごす牧童たちが、仕事の合間に楽しんでいた遊びとして始まった石投げやスイス相撲、旗投げなどが行われます。

同様にアルプスでの暮らしから生まれたヨーデルやアルペンホルンの演奏、民族衣装でのダンスで盛り上がります。


「野外フェスティバル」

日が長くなり遅くまで楽しめる夏は、コンサート、劇、オペラ、花火ショー、テクノパレード、大型スクリーンでの映画、ダンスパーティーなど、様々な野外イベントが各地で開催されます。

特に音楽祭が多く開催され、ロック、ポップス、ジャズと、野外フェスティバルが目白押しで、夜中まで盛り上がります。


「川や湖での水遊び」

アルプスの清らかな水に恵まれたスイスでは、湖や川の水も透明度が高く、水質が良いので、泳ぐ事ができます。

チューリッヒ湖、ライン川、アーレ川などで水遊びを楽しむ人々の様子は、夏の風物詩です。
シュタ-ツ湖など、山岳地方にある森に囲まれた美しい湖や小川は、特に人気です。


「アルプスのご来光」

朝日が昇り名峰が刻々と色を変えていくご来光は、神々しく感動的な瞬間です。
スイスでは山岳ホテルに宿泊するほかに、夏期に特別運行される登山鉄道やロープウェイを利用すれば、心に残るアルプスの絶景を体験する事ができます。


「アルプスの山上湖」

九州と同じ面積の小さな国土の中に、大小合わせて約1500の湖があるスイスですが、
特に山上に無数に点在する小さな湖は、青や緑の色が美しく、良く宝石に例えられます。

特に鏡のような湖水に雄大な山の姿が映る山上湖は、感動の絶景です。
(高地の雪が解けた夏のハイキングのハイライトの1つです)


「アルプスの峠越え」

国土の7割を山地が占めるスイスには、たくさんの美しい峠があります。
交通機関の発達したスイスでは、鉄道やポストバスで簡単に峠を越える事ができます。

雪のため冬季には閉鎖されてしまう峠が多いので、夏から秋にかけてとなります。
ハイキングと組み合わせても良いと思います。


スイス 春の風景

スイス各地の春の見頃を幾つか挙げてみました。
(毎年変動しますが、以下の地域はおおよその時期です)


首都ベルン 4月下旬~5月上旬が見頃です。

シーニゲ・プラッテ 5月下旬~6月上旬

ベルギュ-ン 5月上旬~5月下旬

レアルプ 6月上旬

ディゼンティス 5月下旬

ローテントゥルム 6月上旬

マローヤ 6月中旬~6月下旬

フェックス谷(シルス) 6月中旬~6月下旬

ニヨン 5月下旬

ブルメンタール(ミューレン) 5月下旬

ミュスタイアの谷 6月上旬~6月中旬


美しい花々が咲き始める春のスイス・・・。
高山植物の宝庫であるスイスは、国中が花でいっぱいになります。


春のスイス おすすめハイキングコース(2) フ-リ ツェルマット エンガディン モルテラッチ モルテラッチ氷河

・ツェルマット地方 フ-リ→ツェルマット

シュヴァルツゼーへ結ぶロープウェイが発着するフ-リ駅から、ケーブルの真下の道を通り、
ツムゼー、ブラッテンなどの素朴な集落を通りつつ下る散歩コースです。

雪化粧した山々が美しい春は、森の木々の若葉が鮮やかです。
初夏にかけて道沿いには、色とりどりの野の花が咲き乱れています。

(約1時間 初級コース 5月上旬~7月上旬)

フ-リ標高1864m ツェルマット標高1620m


・エンガディン地方 モルテラッチ⇔モルテラッチ氷河

世界遺産のベルニナ線モルテラッチ駅から、グラウビュンデン州最大となる氷河の先端まで歩く絶景ハイキングです。アップダウンのほとんどない広い道で、散歩気分でハイキングできます。

約1時間の短いコースですが、約130年に渡る氷河の歴史を体験できます。
あちこちに咲く可憐な高山植物の花々と出会えるのも魅力です。

(片道約1時間 初級コース 5月下旬~7月上旬)


※春はメンテナンスのため、休業となる路線もあります。
ケーブルの運行時間など、行かれる前に確認した方が良いと思います。